「おバカタレント」と学習

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はじめに断っておくと、私は所謂おバカタレントの方をお馬鹿だとは思っていない。自分が対人関係に苦手意識があることもあり、テレビでテンポ良く会話を繰り広げ長きに渡り活躍を続ける彼らをスーパーマンだと思っている。ただ、ご本人達も使用している一般用語だと思うのでこのまま利用させて頂く。

つるの剛士さんについて書かれた記事を読んだ。ページを閉じてしまい探しても再度見ることが叶わなかったのでリンクは貼れないのだが、お子さん方が中学受験をした事やご自身が学習に取り組まれている事が書かれていた。

記事を読んで彼の親力の高さに刺激をもらうと同時に、学習について「こういうことかも知れない」という感想を持ったのでメモとして残しておきたい。

つるのさんは子供の頃勉強をしなかったが、大人になって勉強をしてみて面白いと感じるようになったという。例えば、ロケ等で地方に行った際にその地方の歴史を知っているとその体験をより楽しめると述べていた。

これを見て、勉強する内容が”自分ごと”になったことが良かったのかなと思った。

つるのさんに限らず、おバカタレントと呼ばれた方々は大人になってから学びを実践されている方が多いとも紹介されていた。大人になる過程で経験を積むことで学習内容が自分事となり、勉強に前向きに取り組むようになったのではないだろうか。

これは私自身も経験のあることで、大人になってからの方が勉強は面白い。自主的に取り組んでいる事が大きな要因かと思うが、この自主的に取り組む事も対象を自分事として捉える一形態と言える。

これから子供にストレスなく(少なく)勉強に取り組んでもらうヒントがここにありはしないか。学ぶ内容を”自分事”にさせてしまえば良いのではないか。

自分事と言うのが適切だとは思うのだが、あまりに抽象的で親が子供に働きかける方法を考えるにあたっては馴染まない面があると感じたのでどうしたら身近に感じられるか、という視点で考えてみた。

  • 読書
  • 先取り学習
  • 体験

今のところ思い付いたのは上の3つだ。体験と言うのが一番なのだろうが、どうしても生きている時間がまだ短い子供が十分な体験を積むのは簡単なことではない。

そこで思い出したのが「これ進研ゼミでやったやつだ!」というCMだ。

子供にとっての体験には机上のものも含まれると仮定した。それならば、先取り学習や読書も対象になろう。

この仮説があっているかは知らないが、特に経験に乏しいと思われる小学校の間に習う事柄についてなるべく多く事前に体験をしておいてもらう為の戦略を考えようと思う。

そのためには、まず小学校で学習するトピックを知っておく必要がありそうだ。体験で間に合わなさそうなものについては読書の機会を作ったりするようにしたい。(自然にやりたいので年齢にあった本を用意しておく程度になるだろうか。)

体験を企画する際は体験がお勉強チックにならないこと、体験を学習とを結びつける働きかけを適宜することに気を付けたいと思う。

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