スヌーピーの名言_子育ての指針

安心っていうのは車の後部座席で眠ることさ。子供の頃はただ車の後部座席で眠っていられた。何も心配せずに。心配も、あらゆる配慮も全て前に座る両親がやってくれる。でもそれはいつまでも続かない。突然時が来て、同じ場所には戻れなくなる。もう眠ってなんかいられない、もう後部座席には戻れない、絶対に。

後部座席を離れてから、皆このことを知るのだろう。ああ、自分は後部座席に乗せてもらっていたんだなと。

この名言を見て感謝を抱くことが出来た私は本当に恵まれた子供時代を送ってきたのだと実感する。また、子供たちにもそうであって欲しいと改めて決意を抱かせてくれる。

子供の頃を思い返すと精神的に幼かったと思うのだが、それは両親に守られていたというのが一つあるのだろう。自分の幼さに自分への物足りなさみたいなものを感じたこともあるのだが、とても幸せなことだったのだと大人になってから気付いた。

戦前の若者等と比較して今の若者は精神的に幼いなどと言うが、それは幼くいられる環境を用意できているからなのだと思う。大いに誇れる素晴らしいことなのではないか。

安全、栄養面、精神的な教育、進学だの子育てにおいては色々考えてしまうものだがこの名言が自分のやるべきことの根本を思い出させてくれる。

子供を子供でいさせてやる、後部座席で安心して眠らせてやる、それが今の私のミッションだ。

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