中学受験とコスパ

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中学受験とコスパという記事を見かけ、気になって読んでみた。

まず、私の世代(リーマンショックからの東日本大震災)だとMARCHから大手企業というと就活強者というか「デキる雰囲気」の人というイメージなのだが、今は労働力が売り手市場だからMARCHでも大手企業という感じなのだろうか?

ざっくりデータを確認したところ、いわゆる大企業に就職するのは約15%、人気企業は約1.5%だと言う。(※AIによる概要のため出典不明)

そして、MARCHは偏差値60〜65とすると上位6.5〜16.5%になると言う。(https://fast-up.jp/blog/162)

記事の「大手企業」というワードからは有名企業に近い印象を受けたが、MARCHから人気の有名企業と言うのは今の時代もさほど簡単ではなさそうだ。(大企業という意味ならそうなのだと思う。)

ちなみに、単に大企業に入社したかったらMARCHまでいかずとも大学時代に飲食等人手不足な業界のバイトをやったら良い。会社によると思うが、真面目に働いていれば正社員は遠くない。

私が我が子にとりあえず早慶上智、あわよくば難関国立に行っとけ〜と考えているのは、その辺りを卒業しておけば(就活強者でなくても)普通のコミュニケーションが出来ればそれなりの企業に引っかかるイメージがあるからだ。

社会人としてそこまで優秀じゃなくてもある程度の評価が受けられるのが学歴のメリットの一つだと思っている。

恥ずかしながら我が家は夫婦共に”勉強はそこそこ出来るが、頭が速く回ったり仕事がいかにも出来る!というタイプではない”ので(夫よ、一緒にしてごめんねw)正直学歴の恩恵を受けて来たと思う。

子供はまだ小さいのでこれからいくらでも変わっていくだろうが、特に長女は今のところ我々の娘だな〜という感じなので学歴は持っておいた方が良いだろうと思っている。見くびっているようでごめん長女!でもちょっと心配なの。

今回の記事を踏まえても、私としては今のところ友人面や指導内容を考えると我が家は中学受験が無難かなあ、と思う。学年の雰囲気なんてものは蓋を開けてみないと分からないけれども、傾向としては進学校ほど落ち着いている人が多い印象だ。

時代は変わっていくから上記の認識もそれに合わせて変えていかねばならないが、現状は記事の認識と私の認識は違ったと言うことで。

ちなみに私は内申点は正直高かった(3年間9教科オール5)が、社会では全く活躍できていない。周りを見てもあまり当てはまるようには思わない。

また、公立の進学実績について言うと各県のトップ校ならともかく、進学校に含まれる偏差値65くらいの学校だと日東駒専がボリュームじゃないかと思う。

実際、実家の近所の偏差値67,8の高校は東洋大の合格者がダントツで多かった。(合格者数のみ見たので進学先は不明で、MARCHの方が多いということもあるかも知れない。)

これまた近所の偏差値65の高校も見てみると東洋大と日大がかなり多くなり、日東駒専よりも偏差値的には低そうな大学が実績として多数掲載されていた。

高校受験偏差値65の学校と中学受験偏差値50の学校の進学実績を比較すると、私の見た学校だと後者の方が明確に良かった。(偶然見た学校がそうだっただけかも知れないことは否定しない。)

更には中学偏差値40-45の学校も高校偏差値65の学校より実績が良いように見えた。

どちらにせよ公立高校からMARCHに進学するのは思っているよりもハードルが高いように感じる。

話が逸れて来たが、MARCHレベルの学歴を確保するために中学受験をするのはやり方によってはむしろコスパが良いかも知れない。

どれも私の狭い人間関係の中で見聞きした話やネットでお気軽に調べただけなのでレアケースということは十二分にありえる。なので記事への反論というつもりはないけれど、全体として少し自分の実感とは異なる記事だった。

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