中学受験と公立中高の進学実績

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我が子の中学受験を考えている私だが、自分自身は中高ともに公立の学校に通った。

だが中学受験が盛んな都内に住んでいるのと夫が中高一貫からの鉄緑会という典型的な受験ガチ勢なこともあり、子供たちを中学受験に密かに誘導しようと考えていたりする。

しかしこう考えていて思うのは、「中高一貫校に行って大学受験に力を入れるのならもっと公立の出身者と進学実績に差があっても良いのではないか?」と言うことだ。

今思うと私が所属していた週5日&高3の夏まで活動している運動部は多分進学実績がかなりイケていた。

自分の代と2代上までしか把握していないが具体的には、だいたい10人いて1人は東京工一、1人は(偏差値的に)MARCHくらい、その他が早慶上智や国公立に薬学部、変わり種で美大みたいな感じだった。

母校の平均的な進学実績よりも恐らくかなり良いのだが、如何せん身近な人間がこんな具合だったので[普段そこそこ真面目にやって夏から本気出せば大学受験は何とかなる]感覚なのだ。

私自身も塾に通うでもなく普通の駅前の本屋で買った参考書で別に不自由しなかった。

大前提として私の周囲の人間は振り返るとかなり真面目でしっかりした人達ではあったのだが、それにしても、である。

大学受験を見据えて中高一貫で勉学に励んでも結果が出なかった人と部活に打ち込んで結果も出す人の違いはどこにあるのだろうか。(勉学に励むのも青春であってそれはそれで良いのかも知れないが、一旦置いておく。)

根拠は無いのだが、結局モチベーションの問題な気がする。本気でやるかどうかと言うことだ。

結果が出なかった人の本気度が足りなかったと言うつもりはない。周囲や情報に振り回されずに自分事として身を入れてやるかどうかではないかという気がしてならないのだ。

そして、その姿勢はひょっとして部活で成果を出そうと自ら工夫する中で培われてはいやしないだろうか?

そう言えば自己啓発でもスモールステップの大切さが説かれていたりする。

高校時代に部活でやっていたことを「大きな目標を持ちつつも眼の前の大会に照準を合わせてトレーニングについて調べたり、結果を出すために試行錯誤を行い目標を達成していく」と言語化してみるとアラ不思議、意識が高めのトレーニングのようではないか。

実際は全員がそこまで意識して活動していたとも思わないが、部活に打ち込んでいた人ほど受験に強いと言われているのを聞いたこともある。

そう考えつつ中高6年間を大学受験に向けてひた走ろうとするとステップが大きいわ遠いわで息切れしそうだ。ガス欠になるのが普通なのではないかと思えてくる。

私立中学を調べているととても魅力的な取り組みが行われているようで、私の中で私立中学への進学の意思は今のところ弱まっていない。

近所にもこれは!という学校を発見し一人鼻息を粗くしているくらいだ。(偏差値で言うと50くらいのいわゆる中堅校)

しかし現状は、魅力的な取り組みをしている中堅校良いな〜⇨でも難関校の方が無難かな〜⇨難関校に行くには覚悟が必要だろうし小学生でそこまで(特に夜遅くまでは)勉強させたくないから公立でも良いかな〜、の堂々巡りを続けている。

今回この雑感を書いてみて、大学受験を成功させるための仮説が思い浮かんだのは収穫だった。堂々巡りに組み込んで、また色々調べてみたい。

まだ調査中だがどうやら都立一貫校の対策塾だと私立中学受験よりも夜遅くならないらしい。(大手都立一貫校対策塾の公式ホームページを参照した。)

おまけに授業料等の費用も安い。そしてそして学費も安い!

小学校で習う内容はしっかり身につけて欲しいが教科書以上のことをやる必要性も感じていない私には都立一貫校受験はとても素晴らしい選択肢に思える。

私立中学でも適性検査形式で受験が可能な学校もあるとのこと。都立一貫校、良いのではないか?!

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