中学受験と高校受験

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「都立トップ高校」と「中学受験御三家」はどちらが難しい?という記事があった。

これは考える間もなく中学受験御三家でしょ〜と思う。それはさておき、中学受験よりも高校受験が良いと思われるケースがかなりあるという結論には強く同意する。

しかし、この記事の前提となっている中学受験と高校受験における大学の附属校の難易度が同じというのは私のイメージとは大分異なったので当記事の本旨からは逸れるが私見を述べておきたい。

個人的に入学難易度は明確に中学>高校>大学だと思っていて、例えば高校受験で慶應に落ちたけど大学受験ではいくつもの学部に受かるなんて事はままあることだと思う。

周りを見ても高校受験時点で慶應の付属を現実的に目指せるくらいのペーパーテスト適性があれば大学受験で合格を得ることはそんなに難しくない印象だ。(もちろん、きちんと学習した場合)

高校受験では慶應付属など選択肢に入らない層でも大学受験となると挑戦したりするのではないだろうか。

もしかするとペーパーテストがとても得意なタイプは覚える単語の数等から考えて大学>高校ということもあるかも知れないが、適性も踏まえて考えるとやはり中学>高校>大学というイメージになる。

中学受験と高校受験だと高校受験と大学受験ほどの差はないように思うが、努力量と言うか必要な勉強量はかなり違うと思う。

高校受験だとペーパーテスト適性が高い学生の場合、部活を引退した中3の夏からでも合格の可能性がある。

しかし、中学受験だと一部の天才を除けば学校の勉強だけをやっている生徒が半年ほどで合格することはほとんどないと考えて良いのではないだろうか。

中学受験と高校受験の慶應付属受験層はトップクラスのみという点では一致しているように思うが、中学受験においてはより早熟さや勉強量を求められる点でより狭き門になると考える。

話は変わるが、都立トップ校は学力検査において独自問題を採用しているということを今日調べて初めて知った。問題も見たが、本格派と言うかきちんと「選抜」しに来ているなという印象を持った。

私の出身県(私の受験当時)は共通問題しかなかったので基本を抑えていればトップ校もさほど難しくないというイメージだったのだが、どうにも都立は厳しい。否、中学受験も含めて都内は厳しい。

勉強することは基本的に楽しく自分のためになる事だと思っているが、都内の子は大変そうだな~、わが子は大丈夫かな〜、とどうしても感じてしまう。

勉強を当たり前にやるべき事にしてやるのが親が出来る事かなと思うので、その方法を探っていきたい。

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