
子どもには将来精神的にも物質的にも自立して欲しいと思っている。
以前、子どもを自立させるには自立を促す特別な働きかけが必要だと考えていた。
しかし最近自立している状態に至る方法はいくつもあるのではないかと思った。
夫を見ていて、大切にする事と甘やかす事を混同せず育てておけば良いのではないかと思ったのだ。
私の夫はいかにも親からたっぷり構ってもらって育った、という感じの人だ。
夫とその母というのは仲が良い。しょっちゅう言い合いというか口喧嘩をする訳だが、それだけ意見をぶつけ合える間柄ということだろう。絆が目に見えるようである。
結婚当初、その距離感には少し戸惑った。色々手伝ってくれる義母にありがたいとは思いつつ私の実家とは距離感が違うので「あなたの息子はもう子供じゃないのにそこまでする?」と思う事も正直あった。夫もやって貰って当たり前といった様子である。
夫は私が夫婦で何とか工夫して頑張りたい(頑張れば出来る)と思う場面で義母にヘルプを頼む。義母は良い人でありがたい存在なのだが、やはり特に結婚当初は気を遣うので夫婦で頑張りたいと思う事もあった。しかし夫はなぜ母を頼ってはいけないのかと譲らない。当たり前に母を頼る。
夫と母のこういった母子の間柄を結婚当初やその後しばらくは本音ではスッキリ納得出来ていなかった。
しかし、子どもを何年か育ててみて、子のために労を惜しまぬ精神性とバイタリティを持ち、子から揺るがぬ信頼を勝ち得ている義母を心から尊敬するようになった。
自分で逞しく生きていく、”自立”を良しとする人から見ると夫と母の関係性は微妙なものに映るかも知れないが、私から見ると夫は自立している。
自立しているからこそ、人を簡単に頼れるし意見をしっかり聞けるのだろう。
夫はひたすら愛情や手間を注ぎ込まれただけで、義父母は意識して自立させようという教育はしていない。(想像だが、大きくは外れていないと思う)
それでも、しっかり自立している。
うまく話をまとめられないが、子育ては全くもって何がどう作用するのかわからないものなのだと思う。子どもを”自立”している状態にする方法は一つではないのだ。
