学資保険を考える

主に進学費用を用意するために利用される学資保険。学資保険とは学費が必要になるタイミングで満期金(保険金)が貰える貯蓄型の保険商品で、契約者に万が一があった場合払込が免除される点に特徴がある。

これまで、正直要らんやろと思っていた。というのも、万が一に備えたいのであれば生命保険を利用すれば良いし、お金を増やしたいのであれば投資信託等他の商品に分があるからだ。

しかし、新たな家族(第一子の大学受験と中学受験が被る)を迎えるに当たり多少経済的に不安がある我が家において学資保険のもう一つの側面が輝き、魅力を増してきた。強制積立機能である。

基本的に保険は途中で解約すると損をする。(明治安田生命の自分の積立のような、保障ではなく貯蓄に振り切った商品のような例外はある)いわゆる解約返戻率が100%を下回る状態になってしまうのだ。

解約すると損をするのならば、多少厳しくても保険の積立ては頑張ろうという意識になるだろう。積立預金もほぼ増えない・自動的に貯めてくれるという点では同じだが、強制力では学資保険に軍配が上がる。

ということで試しにシミュレーションをしてみる。

フ◯ク生命でシミュレーションをしてみたところ、払込を早い段階(11歳)で終了し大学進学時に受け取るパターン(返戻率が高くなるパターン)で約108%。返戻率が高くなったとは言え18年間で8%の増加なのだから、お金が増えるという面は依然期待できない。

返戻率思ったよりも低い!政府の思惑通り(インフレ率2%)だと余裕でインフレ負けしそう。これで20年近く資金が拘束されるのだからエライことだ。強制力は魅力だが、さすがにこれはYABAI。メリットがリスクに見合っていないと感じる。

結論として、学資保険は見送ることにした。学資保険、入っていて助かったとは聞くけれどこの資金拘束力・・・!これは覚悟がいるだろう。なお、我が家は止めるだけで別に学資保険に入っても良いと思う。コレといった代替手段はないし、私も検討中だ。毒にも薬にもならなさそうな記事であるが、自分にとっては文字にして検討すると考えが整理できて有用だった。もしも参考になる人がいれば幸いである。

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