感想を書くということ

ブログを書き始めてまだ2日なのだが、感想を書くというのは自分にとって楽しいことなんだと気付いて驚いた。感想を書くこと自体が情報を残しておくという意味で有意義だとも思うのだが、感想を抱いていることに気が付く時間として「アリ」だと思ったのだ。

子供の頃、感想文なんて書く意味が分からなくて大嫌いだったのに。

何で子供の頃は感想文が好きじゃなかったんだろうね。多分、本に書かれていることが全てというか、その時点でのある意味事実になっていたんだろう。そこに感想を持つだけの自己の経験がなかったし、自分に引き合わせて考える習慣がなかったのだと思う。

そう仮定すると、読書感想文というのは結構高度なことをやっているのではないだろうか?

読書感想文を本に書かれていたことを情報として理解し、自分の中の情報と照らし合わせることで感想が生まれ、それを更に文章化する必要がある。

この、「自分の中の情報と照らし合わせる」という作業は国語のペーパーテストを解く過程では行われないものだ。それらは予め問題文に答えが書いてあるものだし、それを書かねばならないから。

こう考えていくと、読書感想文って国語の課題ではなく生涯学習の一種、思考の過程を学ぶ過大なのかも知れない。

思考の過程を学ぶ過程というのが学校教育にも欲しいなと思っていたところだったが、既に存在していたのかも知れないと、面白い発見をした。

思考過程の訓練だったら、もう少し丁寧に手ほどきをしても良いのかも知れないね。

自己との対話以外の思考過程の訓練も学生生活の中を丁寧に見ていくと散りばめられているのかも。

上部へスクロール