放送大学_在籍期間等制度の確認

放送大学への入学は衝動的に決めたので、履修計画については考えていなかった。過去に大学を卒業しており学位を持っているし生涯学習の一環として放送大学で学びたいと考えているので、履修計画を決める必要性は薄いとも言える。(何なら在籍していると全授業がインターネット上で便利に視聴し放題になるという利点も使い倒そうと思っている。)ただし、ある程度の目標や見通しは必要だと思うし何より「成人の発達と学習」という授業での学習契約という考え方に触発されたので、前提となる放送大学の制度について整理しておきたい。なお、以下の記事の内容はすべては全科目履修生のものとする。

在籍期間

放送大学の在籍可能期間は10年だ。単位を取り切ると卒業になるが、必要単位を満たさない限り在籍が可能となっている。

私は通信制大学を生涯学習に利用したい場合放送大学が最適解の一つ考えているのだが、それは在籍自体にお金がかからない制度になっているからだ。

在籍にかかるお金は基本的に入学金+受講費なので基本的に10年以内なら何年かかって単位を取得しようが総額は変わらないという超絶優しい設計になっている。

卒業に必要な単位数は124単位なので10年で卒業を目指すなら年間12.4単位が必要になる。1学期(半年)に放送科目を1科目ずつ履修すると年間4単位になるので、1学期に3科目ずつ+αが一つの目安になる。

4年間は休学できるようになっているので、途中で授業から離れて興味があることの研究に邁進することも出来る。

余談だが、多くの人は10年もあれば興味や関心も移ろうだろう。選択できる科目の幅が広いのも放送大学の魅力だ。

再入学

編入学、転入学及び再入学に関する規程」によると、再入学をすることでそれまでに履修した単位は審査があるらしいがすべて認定して貰うことが出来る制度となっている。つまり、10年で単位を取りきらなくても再入学をすることで再度卒業を目指すことが出来るのだ。

ただし、同規定には「4年を超える在学年数については再入学時において4年とみなす。」と規定があるため10年在籍した後に再入学した場合は在籍可能期間が6年になることが予想される。毎学期1科目(2単位)を取得していくと卒業に31年かかる計算になるので再入学を4回繰り返すことになる。

なお、卒業や在籍期間超過による除籍(?)の3年以内に再入学すると割引がある。

取得可能資格

放送大学で取得できる資格は公式サイトに掲載されている。私は教員でも看護師でも公務員でもないので目標にするなら心理学に関する資格またはその他の資格になる。他の大学での実習が必要な学芸員等も除外すると実質心理学に関する資格がターゲットになる。

心理学に関する資格については別の記事で詳細を確認したいと思う。

まとめ

マイペースに学習したい私にとって放送大学はやはり合っていたと感じた。また、資格取得を目標とするのであれば心理学に関する資格にほぼ限定されることも明確になったのが良かった。

入学したからには卒業したいとは思っていたので31年かければ1学期1科目でも卒業できることが分かったのも良かった。その頃は高齢者になっているレベルの長期の話なのでそこまで続けるかどうかはさすがに不透明だが、生涯学習の到達点として意外と相応しいかも知れない。

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