放送大学OCW_現代教育入門_第十三回

今回のトピックは「社会変化に対応するキャリア観」。

若年層のキャリア感を尋ねるということで、ベンチャー企業で役員を務める26歳の青年が登場した。立派でしっかりしている、というのが印象でキャリアも興味深かったがどうしたらこういう子供が育つのか知りたくなった。

インタビューの中でサラッと触れられた専門スキルが新技術に代替されかねないものとして捉えられている(ジェネラリスト志向)ことや中高一貫から東大に行った人と地方から進学した人との傾向的な差が面白いと思った。

(離職する数年前の情報だが)企業では、どちらかと言うとジェネラリストに人材が偏っていることと専門化が進んでいるのでスペシャリストを育成していく方針になっていたと思う。おそらくはAI技術の発展によりガラッと意識が変わっているのが衝撃だ。もちろん全員そうだとは思わないが、私にとってはAIと共生する意識から生まれるそういった視点自体が新しい。

これは、どのレイヤーの人材を目指すのかでも異なることと思う。個人的には少なくともワーカーは何かに特化したスキルを身に付ける+新しい技術を取り入れて行く(リスキリング)が良いと思っているが、とにかく刺激になったお話だった。

インタビュイーは30代で財を築き40代で経験と興味(舞台芸術)を活かした事業を行っていきたいとも話されていた。いかにも成功者といった感を受けるが、理にも適っている話だと感じた。以前成人の発達と学習という講義で年齢を重ねることにより独自性が生まれていくというお話があったかと思う。その独自性を生かした社会への貢献という意味で今後の良いモデルケースなのかも知れない。

講義の中では、今後超柔軟性が必要だという話については耳が痛かったが、意識していく必要がありそうだ。

とても関心が持てる興味であったが、再就職を目指す身としては大企業や中小企業の人事側の生の声を聞いてみたいと感じた。

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