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今回のトピックは「教授・学習プロセス」。
隠れたカリキュラムと反転学習の話が印象的だった。隠れたカリキュラムについて聞いていると気が滅入ってしまいそうだ。「無駄だな」と思いながら何とか時間を潰していた学生時代を思い出す。隠れたカリキュラムとは我慢を覚える過程である、ということが今も話されている=学校生活の本質的な部分や空気感はあまり変わっていないことを思い知らされる。
社会に出ると結局は人とのつながりの中で生きるわけだから学校の膝を突き合わせて学ぶこと全体が無駄だとは思わないし、また我慢を覚えることもある程度必要だと思うので即ホームスクーリングで良いではないか、とはならないが忘れかけていた学校に対するマイナス感情を思い出すのは確かだ。個人的には理由や目的があればホームスクーリングで全く問題ないと思う。人との関わりを問題視するなら学校ではなく好きな場所に所属を作れば良い。
学校において学生(児童)は権限を与えられていない。せいぜい大人が与えた小さい枠の中でなにかやるくらいだろう。これで意欲や主体性を育もうなど、生まれ持った性質に頼らねば無理という話だ。
これから社会的に教育によってコンピテンシーを身に着けさせようと言うのは教育の大転換にあたると思う。一斉教育により知識を授けることと比較すると、職が変わるくらいのインパクトがあるように想像する。それなのに教職課程はあまり変わっていないのではないか?抜本的な改革が抜本的な変更を伴わず行われようとしていることには疑問を感じる。
愚痴のような感想になったが、親としては結局は子どもたちが元気に安全に通ってくれたらそれで良いかなとも思う。つまらなかろうが、安全さえ守ってくれたら文句はつけまい。そのためにも、変わることばかりに気を取られないことを願っている。