第一回のテーマは「政治学とはどのようなものか」。
政治とは「社会に対する価値の権威的配分(the authoritative allocation of values for a society )」である
デイヴィッド・イーストン
講義の中で紹介された政治というものの定義。痺れる。論者の思想が十二分に表れていそうで中立とは言い難いのかも知れないが、そもそも中立というものが分からない中であるので良い定義ではないかなと思う。
経済の語源は「経世済民」であるという。私はこの定義が好きだ。経済とは何なのか目的が大変明快で手段に対しては論争もあろうが、政治についても、価値の配分であることが意識されると世の中良くなりはしないかと思ってしまう。
マキャベリ、ロック、モンテスキューと著名な思想家の名前も出てきて楽しく聞けた講義だった。