高度情報_午前ⅠとⅡの比較

高度情報試験まであと12日になってしまった。午前Ⅰだけ取りに行くか最後まで受けるか迷っているところなのだが、午前ⅡはⅠを対策すれば取れるものなのかふと気になったので調べてみた。超短期間で合格を目指す者がどんな思考の結果、どのような戦略で挑むかをメモとして残しておく。

今回申し込んだのはITストラテジストなので、まずIPAの要綱の該当箇所を確認する。

https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/nq6ept00000014lt-att/youkou_ver5_3.pdf

1.公式情報確認

午前Ⅰ

全範囲から出題されるが、セキュリティが重点分野になっている。

午前Ⅱ

出題レベル重点分野内容
経営戦略(技術戦略マネジメント)、企業と法務(法務)
セキュリティ、システム戦略(システム戦略、システム企画)、経営戦略(経営戦略マネジメント、ビジネスインダストリ)、企業と法務(企業活動)

ITストラテジストの午前Ⅱはセキュリティ以外は全てストラテジ系であり、午前Ⅱの範囲だけ学んで午前Ⅰに対応できるか微妙なようだ。

2.過去問確認

仕方がないので、過去問を解いてみることにした。午前Ⅰの過去問を数回解いてみて、解けなかった問題のセキュリティ分野とストラテジ分野が半分解けるようになったとして合格点に届くのであれば、今回は午前Ⅱの対策で午前Ⅰの対策も可能とみなすことにした。

3回分の過去問を解いてみた所、セキュリティを除くテクノロジから13問、テクノロジから4問、マネジメントから5問、ストラテジから8問出題されていることが分かった。

また、3回ともセキュリティは50%、マネジメントは60%、ストラテジは80%の正答率で合否はテクノロジ分野の出来に左右される可能性が高いことが推測された。試行回数が少なすぎるので確かな予測とは程遠いが実績的には、(そして感覚的にも)無対策だと1/3程度しか受かりそうもない。テクノロジ分野でどのくらい知っている知識が出題されるかにかかってきそうだ。

過去問を解いてみた結果、私の場合はITストラテジスト午前Ⅱ対策だけやれば合格できる!という甘い夢は見ない方が良いことが分かってしまった。なんてこった。

3.対策確認

仕方がないのでお手紙書いた攻略法をネットで検索する。すると、過去問を覚えれば何とかなることが分かった。覚える対象として推奨されている範囲はページによって異なったが概ね以下の傾向があるらしい。

  1. 直近2回あるいは3回からは出題可能性が低い
  2. 3〜10年分の過去問に取り組むことによって再出題の可能性が高い問題をある程度抑えられる

過去問確認において令和2,3,4秋期の過去問を解いたのだが、確かに再利用されている問題を見た。この対策はイケるかも知れない。

午前Ⅰに関して言えば対策によって現在よりも数問取れるようになれば合格の確率は上げられると思われるため、再利用問題を網羅する必要もないだろう。また、午前Ⅱを3回解いてみたところいずれも合格点を取れたためこちらも躍起になって取り組む必要まではないと考える。

よって、取り組む過去問は3年分(6回分)とする。具体的には、応用情報は

  1. 令和4秋
  2. 令和4春
  3. 令和3秋
  4. 令和3春
  5. 令和2 10月
  6. 令和1 秋

この6回の過去問を解くことにしたい。

ITストラテジストは年に一度なので

  1. 令4
  2. 令3
  3. 令元
  4. 平30
  5. 平29
  6. 平28

この6回の過去問を解く。

4.取り組み方

これまでの検討で、過去問を丸暗記することを決めた。次はどのように暗記を進めるかだ。

基本的には理解を重視しない機械的な暗記になるため、時間が経つほど記憶が失われることになる。そうなると12日前から本腰を入れて取り組む必要性が低いことになる。(12日前の今必死に勉強するよりも当日と前日に詰め込む方が良かろう。)

4/94/104/114/124/134/144/154/164/174/184/194/20本番
1,21,23,43,45,65,61,23,45,61-61-6+復
応用情報、ITストラテジスト過去問演習計画

これで計画まで出来た。私は問題を解くのが多分結構速い(ストラテジストの過去問は3〜5分程度応用情報は15〜20分程度なので過去問2つずつ進める日は45分くらいになるか)のでこの程度ならこなせると思う。午前Ⅰ、Ⅱはこれでどうにかなりそうだ。問題は午後になるだろう。論文を書きたいところではあるが負担が大きいので、工夫で合格確率33%くらいに持っていく方法を考えようと思う。ひとまず、午前の目処が立って良かった。

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