(Mrs. GREEN APPLE)familie

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Mrs. GREEN APPLEの新曲、familieを聞いていたら泣けてきた。泣く曲じゃない気もするけど、

君に見せたい景色がある

僕の「好き」をどう思ってくれるかな

君にあげたい全てがある

言い過ぎな気もするけど

この冒頭の部分で1発K.O.された。familieという題だけあって子育てをしている人に刺さりまくる気がする。

作詞作曲は大森元貴さん。もともとMrs. GREEN APPLEが好きなのだが、この曲は好きな曲ベスト5に入りそうなくらい好きだ。

この曲、大好きなスヌーピーの名言を彷彿とさせる。

安心っていうのは車の後部座席で眠ることさ。子供の頃はただ車の後部座席で眠っていられた。何も心配せずに。心配も、あらゆる配慮も全て前に座る両親がやってくれる。でもそれはいつまでも続かない。突然時が来て、同じ場所には戻れなくなる。もう眠ってなんかいられない、もう後部座席には戻れない、絶対に。

「あの日の後部座席の窓から」というフレーズで想起した訳だが、この想像により景色、車輪という言葉が含まれた歌詞が私の中で一つの風景、ストーリーになった。

この歌が巧みなのは同じ世界観やストーリーの中にありながら1番と2番で視点が変わっていることだと思う。韻を踏んでいることもこの世界観の醸成に一役買っているように感じる。

それが前を見たり横を見たり目をつぶったり、そんな人生を解像度高く描くことに繋がっているのではないか。

1番と2番で同じフレーズ(時代の車輪)の印象が全然違うのも面白い。

時代の車輪に

いつしか一部となり

呑まれてゆく

これがあることで歌の世界が現実味を持ち、時間的に立体的になっていると思う。

同じMrs. GREEN APPLEの「私は最強」に

無理はちょっとしてでも

花に水はあげたいわ

という歌詞がある。他と温度感が少し違うこの切れ味鋭いフレーズにより視聴者はハッとさせられる。これにより一度注意力を呼び戻すことで曲を引き締めている気がする。浅田次郎作品みたいだ。

時代の車輪〜にも同じような効果があるように思う。

普段曲の歌詞をじっくり見ることはない(後から「こんな歌詞だったんだ」と驚く事も多い)のだが今回冒頭で心を鷲掴みにされてよく見てみたら、非常に興味深く共感できる歌詞だった。

Mrs. GREEN APPLEは最近何曲か連続リリースしたらしいので、他の曲の歌詞も一度じっくりみてみたい。

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