今一番紹介したいのが「WIIS」である。
私が放送大学に入学を決めた理由の一つに独学で体系だった知識を身につけることの難しさを感じたということがある。
何かを知りたいと思った時、調べて理解をしたつもりでもイマイチ全体像が掴めなかったり点と点が繋がらない感覚を覚えたことがある方もいるのではないだろうか。
その点WIISは体系だった知識の習得を視野に入れてコンテンツが作成されているという。WEBのコンテンツや単体の書籍ではありそうでない、優れたベネフィットだと思う。あまり浸透していないのか生涯学習の文脈であまり出会わないのは残念。
現状、コースとして提供されているのが数学と経済のみということで対象者は限られるかも知れないが、対象となる方には強くおすすめできる学習手段だ。
数学については正直さっぱり分からないのでコメントのしようがないのだが、経済学について言うと(こちらも得意ではないが大学の必修授業は履修した)内容は高度だが表現が易しく、本腰を入れて独学をしたい方にはとても良いと感じた。
古典的な内容だけでなく、最近ホット(？)なゲーム理論やマッチング理論の資料もある。
経済学の資料中には数式も当たり前に登場するが、前提となる数学について明確に示されているため学習意欲も湧きやすい。
ちなみに、こんなにべた褒めしておきながら何故私が放送大学に入学したのかと言うと、まずは少し気軽に勉強したいと思ったからである。
しかし、30代になっても冷めないこのアカデミックな学びへの憧れを消化させるにはWIISが最適だという思いが確かにある。
私にとっていずれ、或いはおいおい手を出していきたい学習コンテンツだ。